もし、COVID-19が2025年になっても収束していない場合、世界はどのようにかわっているでしょうか?
国民の生活はコロナウィルスが収束しない間にどのように変わるのか、考察しました。
コロナウィルス2025年にも収束していなかった未来を予想
5年もの間コロナウィルスは世界で猛威をふるい続けています。特効薬の開発は遅れWHO主導で、ワクチンの開発に予算を投入してはや数年が経過しています。
この間世界の人間の生活や文化、思想なども大きく変化していく事が予想されます。
生活保護受給者の増加
2020年に生活保護受給者は約210万人でしたが、コロナウィルス流行後の完全失業率は10%を超えて一時期800万人を超えた生活保護受給者も失業率の低下と共に、徐々に低下しました。
爆発的に増えた社会保険料の負担はもちろん労働している人間に向きます。大きく稼ぐ人間でもたくさんの社会保険料が徴収されることになり、国民の働くことに対する考え方が変わっていきます。
以前いわれていた、働き方改革とはまた違ったものです。週休を3日にして月収が20万前半の雇用形態をとる仕事が増えてきました。
し一度生活保護を受け始めると、マインド的に生活保護の需給からのがれる事は難しく就職活動をする気力の回復をさせることこそが最大の課題になりつつあります。
大都市近郊からの移住
東京、神奈川、埼玉、千葉の人口はこの5年で大きく減りました。一番人口の増えた県は沖縄県でそれに続き、宮崎、佐賀、大分、高知など南方の地方への移住者が増加しました。
ITの発達とともに、割と年収の高い人の地方への移住が目立っています。ITに馴染めず、自分の労働力をうりとする仕事に就くことを望む人も多くおり、仕事を求めて大都市に残る人も大勢いますが、この分野は年々雇用者が減っていく傾向にあります。そしてこの人たちが生活保護需給者になっていることも多くなっています。
体温計を一人一つ
時代は大きく変わり人々は毎日の体調変化に留意する事になります。全ての公共施設への入場の際は体温の測定が必要になりました。これに伴い一人が一つの体温計を持つことが当たり前ともなりました。
今年発売されたアイフォン17には体温測定機能が付き、爆発的に売れ行きが好調です。外出時に体温計を持っていく手間も省けるようです。
2025年コロナウィルスの隆盛で衰えていった分野
5年に及ぶウィルスの影響で大きく衰退していった分野や、分野丸ごとなくなっていったものも少なくありません。
大規模イベントの開催は不可
大規模イベントの開催は実質行われなくなりました。もし行ったとしても人気の興行でも採算が取れる客の入場を見込めなくなりました。
ここ3年間3000人を超える大規模のアリーナやイベントホールの建築は中止や見直しがされました。
行楽遊園地は閉演が続き体験大型テーマパークの多くが営業を取りやめました。2020年まで多くのお客さんが利用していた東京ディズニーランドも閉演が続き、現在ではロケなどに使われるなどにとどまっている。
2000年代より続いたアイドル業界の衰退
あれだけ盛んだったアイドル業界も実際に会いに行くイベントの数が激減したために衰退を始めました。それでも少人数でのイベント開催はまだ続き、より地下に潜り始めたアイドル業界は時代と共に変化を見せました。
2021年東京五輪、2028年パリ五輪は無観客
スポーツの分野でもコロナウィルスは大きく影響しました。2021年に延期された東京五輪や2024年パリ五輪は無観客での実施が決まりました。動画配信で一応の盛り上がりをみせたものの、実際に観客がいない五輪には賛否の意見が飛び交い、次回の五輪開催地の都市決定も当初は開催を希望する都市が無く大変苦労しました。
経済効果は減りましたが、動画による経済効果ならば一応の開催の続行が見えたのは良い傾向の一つではありました。
外食産業は文化としてのピークを越えた
コロナウィルス以前は外食とはピクニック的な要素を持っていることも有りました。ですが2025年現在の外食産業は自炊をしない場合の栄養補給の仕方のみにとどまります。
完全個室にされた外食産業は一部の金持ちの娯楽として生き残る店舗はあるいものの、大衆向けのレストランはほぼ閉店をしました。
旅行が趣味という概念が変わる
2020年までは旅行を趣味として多くの人が様々な場所に著効する事が多かったが、そもそも人が集まるような場所へ旅行をしたいという概念が変わってきました。それでも、旅行自体が人々のなかから消える事はありません。旅行は人間にとってのアイデンティティーと言えるものであることの証明でした。
伊勢神宮は2021年に参拝に制限を掛ける事を発表しました。昔は正宮の参拝にお金が取られることはありませんでしたが、現在は参拝にも料金が取られることとなり、人数制限をした完全予約制となっています。
ホテル業は一部精査され多くのホテルが廃業しましたが、よりよいコストパフォーマンスを誇るホテルだけが残りました。
2025年コロナウィルスの隆盛後も盛えていった分野
2020年のコロナウィルス発見後、全ての産業が下がっていくわけではありませんでした。ここからは、この5年間で大きく産業として伸ばした分野を紹介しましょう。
スーパーなどの小売店は月並み好決算
人々の外出や外食が減り、そのぶん家で自炊をおこなう人間が増えました。人々のいぶくろの要領は変わらないので、その分スーパーの売り上げは大きく増えました。月並み好決算が続き、1970年代を彷彿とさせました。
地方に移住した人間の影響もあって、スーパーマーケットの店舗数はこの5年間で150%に増えました。
テイクアウトの外食産業が流行した
マクドナルドや牛丼の吉野家はテイクアウト専門の店となり一応の繁盛を見せますが、テイクアウトに変化できなかった大衆レストランは月並み閉店しました。配達の数も増えたために地方でも配達ができるようになったのは利用者が増えた要因となりました。
テレビでは歌番組が増えた
テレビではイベントを開催できなくなった歌手の供給を吐き出すかのように、歌番組が増えてきました。人気だったアイドルは再びテレビという仕事に活躍の場を広げる事にもなりました。
動画配信も多く映像業界は今が頂点ともっぱらの評判です。
動画配信はあこがれの業界
新規参入が簡単な動画配信ですが、勝ち組と負け組が大きく分かれる結果となりました。大きな資本がYoutubeに流れてきた後は、新規の参入をgoogleが規制始めます。質の低下をおそれたgoogleの機転が功を奏しYoutubeを始める動画配信は経済の成長を担っている成長分野となりました。
優秀な人材が集まり新たな動画配信サービスもたくさん生まれています。
eスポーツでもスター選手が登場
eスポーツ専門のチャンネルもたくさん作られて、それに伴う広告料も毎年増えています。国内ではいくつもクラブチームが発足されて選手の中には年収が億を超えるプレイヤーも増えてきました。
コロナウィルス以前からも流行の兆しがあったeスポーツでしたが、コロナウィルスを発端として爆発的にその産業が拡大しました。
ネット通販が流行
もはや街の小売店で買い物をする人間は限られてきました。街の家電屋ではショールーム形式を廃止した店員と客との対面販売が増え増した。買い物に来た客は陳列された家電から買い物をするのではなく、店員との対話方式で買い物をしています。
店員に自分の欲しい商品のイメージを伝えると店員がそのイメージにあった商品を販売します。多くのお客さんが店舗内を徘徊するシーンはもう見る事ができません。
ITリテラシーの高い購買層はこういった店舗での購入は一切しなくなります。ネット通販は毎年売上額を伸ばしている現状です。
コロナウィルス2025年にも収束していなかった未来を予想
もし本当に2025年までにコロナウィルスの収束ができていなかったとしても私たち人類はこの地球で生活を続けることになります。
このような事態にならないために私たちができることは、ワクチン開発に頼ることだけではありません。一人一人の行動でウィルス拡散を防ぐ事が拡散防止だけに奔走する国の対策をかえることができ、ワクチンの感性やウィルス収束に一躍担う事ができます。
世界中のウィルス収束をねがって一人一人がもう一度思慮深く行動されることを祈って終わりとさせていただきます。