コロナウィルスで自宅待機の人が多い中、リモートワークで仕事をしている人たちも多いですが、自衛隊の隊員は現在どうなっているのでしょうか?
確認できましたので、紹介していきます。
自衛隊もコロナウィルスで自宅待機の隊員が多数出ている話
自衛隊の駐屯地の中は多くの隊員が勤務をしています。そんな自衛隊もコロンウィルスの患者が出ており、なんとか感染が拡大しないようにいろいろな施策を行っています。
自衛官は4月の頃より政府の政策に合わせて、人と人との接触を減らすために自宅待機を行っている自衛官もいますので、現在の自衛官の働き方を解説します。
2020年月現在の自衛隊では部隊ごとではありますが隊員同士の接触を避ける目的で、自衛官を自宅待機とさせている部隊が数多く存在しています。
コロナウィルスは感染者からの飛沫感染する確率が非常に高い為に、自衛隊でも感染防止のための施策は隊員同士の農耕接触を避ける事だと判断しています。そのため多くの自衛官が今日も自宅待機しているのが現状です。
もちろん自衛隊の中でも仕事の内容によっては全く変化して、全てをストップさせてしまった事や、変わらずに続けている事、また規模を縮小して行っている仕事などさまざまですので、紹介していきます。
コロナウィルスの影響で完全ストップや縮小して続けている仕事
コロナウィルスの影響で自衛隊の中でも大きく規模を縮小して行っているものや、完全にストップしているものを紹介します。
縮小・ストップした仕事
- 富士総合火力演習
- 訓練
- 研究
- 監査
やはり、緊急性のないものの多くが縮小されることになっています。ひとつづつ詳しく説明していきましょう。
富士総合火力演習はコロナウィルスの影響で公開演習中止
毎年、8月に東富士演習場で行われる富士総合火力演習ですが、今年は東京五輪と時期を外すために、5月実施に変更されていました。その5月が近づくにつれて、3月頃には内々では公開演習の中止が決定されており、4月に記者会見で公開演習の中止が発表されました。
公開演習とは、いわゆる一般の人への公開です。一般の人への公開をしないという事ですので、今年の総火演自体はほぼ例年通りに実施されます。一般の方にとっては客が入ってみる日が全てですので中止に聞こえるでしょうが、自衛官から見た場合は公開演習の中止だけだと、いつもの総火演と全く変わらない印象です。
そもそも富士総合火力演習は2週間前から各隊員が演習場に展開して、毎日訓練を行います。
当日にプログラム通りに皆さん動いてくださいね、一回勝負ですのでしっかり覚えてきてくださいよ。
なんてことはありません。2週間前からプログラムに合わせた行動ができるように毎日訓練を行っていきます。(整備日もあります)何回も訓練しないと、総火演の制度で動くことはできないってことですね。
しかし、お客がいないのにやる意味あるの?と思う方もいると思います。
富士総合火力演習はもともと教育の為に自衛官だけに見せるために行っていました。それが近年は民間の人にも見てもらって自衛隊への理解を求めるためにという方向に変わってきました。
それでも、例年は1万人近い自衛官が研修の為に見学に来ますので、本来の目的である教育目的の為に今年も富士総合火力演習は実施されます。またインターネット放送は今年も実施したいと発表していましたので、実施されるように現在調整されています。
訓練の多くはコロナウィルスで中止になる
戦闘職種は毎年多くの能力維持、技能向上のための訓練を行います。この訓練の多くが中止や規模を縮小して実施されています。その判断は今行う必要が本当にあるのかという判断です。
もちろん自衛隊としての能力を保持しなければいけませんので、訓練は必要ですがコロナウィルスを部隊の中で蔓延させることは絶対にダメを最優先させています。
もちろん部隊によって判断は様々です。部隊の隊員に感染者が出ている部隊は完全に訓練を中止している部隊もあるし、比較的感染患者の少ない県の部隊は割と縮小することなく訓練を行っている部隊もあります。
政府の政策にならって、感染者拡大をしないようにを最優先にして必要な訓練はおこなっているのが現状です。
自衛隊の研究は完全ストップ
自衛隊の兵器の研究や開発はこのコロナウィルス機関ではプロジェクト自体をほぼストップさせています。研究を最優先とは考えていないという事です。銃や戦車、特科砲などの研究は今は自衛隊として一旦ストップさせています。
予定している監査は延期
自衛隊の各部隊は上級部隊から部隊の運営が正しく行われているかの監査を受けます。毎年監査の前では書類の点検などでひどく忙しくなるのですが、現状を鑑みて監査のほとんどが延期されました。これによって隊員の自宅待機が可能となりました。
監査が行われる予定のままでは、とても部隊としても監査を受ける態勢が取れません。
コロナウィルスの後も自衛隊で変わらずに続けている事業
コロナウィルス後の今でも全く変わらずに続けている事業もあります。それは教育です。隊員への教育は自衛隊の最も重視している事項です。有事になっても自衛隊の教育は昨日までと全く変わらずに行われるといわれています。
国を揺るがすウィルスの登場でも自衛隊の教育内容に大きく変更はありません。もちろんウィルス感染防止は万全にされており、外部との接触を控えたり教育中のマスク使用などの対応はとられています。
また特別勤務は今までと変わらずに行っています。当直や警衛、演習場の巡察などは計画通りに実施されます。
自衛隊のリモートワークの中身は?
自宅待機をしている自衛官は休みではありません、あくまで自宅で待機を命じられていますし一般命令が出ています。自衛官の行動は命令で行われているために、この命令の内容通りに隊員は動きます。
自宅待機の隊員は自宅で何をおこなっているのでしょうか?
自宅待機の隊員の勤務状況
- 自学研鑽
- 自己鍛錬
大きくこの二つを自宅で行います。自衛官は仕事で使うパソコンの持ち出しを禁止ていますので、基本的に自宅で仕事を行う事はできません。この機会にパソコンを自宅に持ち帰る事を許可すれば、たちまち情報漏洩のじこになるでしょう。
20年前は個人のパソコンで自宅に持ち帰って仕事をすることは普通でしたが、インターネットの普及と共に情報の取扱いにはとても気をつけます。
隊員の自宅での過ごし方にはあまり禁止事項はつけていません。テレビを見る事を禁止にはしていませんし、漫画をよんでもOKです。個人に研鑽の方法は任せる事にしています。
ただ課業時間中の外出については強く禁止しています。課業時間は自宅で待機、これが唯一の守らなければいけない事項です。
自衛官が自宅で待機している時の給料は?
自衛官が自宅で待機している時は給料はどのようになるのでしょうか?仕事をしているわけではないのでかっとされるのか?それでは生活ができなくなるので、減額されるのか?
答えは全く減る事はありません。毎月の俸給通りに支払いがされます。通勤が1日でもあれば最適な通勤手当が月額支給されます。
こういった非常事態にもかかわらず、金銭面での憂いが無いのも普段から自衛官が一生懸命に訓練に励む事の出来る要因だと思います。10万円の支給も全隊員受け取る事ができます。
コロナウィルス中の隊員の行動まとめ
コロナウィルスの影響で多くの自衛官もいままで通りに勤務や生活ができているわけではありません。多くのストレスを抱えている隊員もいることでしょう。こんな時でも、金銭面ではマイナスとならないために自衛官の多くは士気を高く保つ事ができるのだと思います。
これから、ウィルスはどのようになるかもまだ分かりません。ひょっとすると自衛官の活躍がもっと必要になることも考えられます。最後の砦として自衛隊には準備を万全にしてもらいたいものです。