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日経平均株価の上昇と下降の転換点を見つける方法

2020年3月25日

 

日経平均株価の上昇と下降の転換点を見つける方法

ここでは投資家が一番知りたがる、日経平均株価の転換点の見極め方を紹介します。

株価は大きな波、中くらいの波、小さな波といくつも繰り返しながら、相場を作っていきます。もし大きな波の転換点をみきわめることができたならば、投資を行う上で大きな有利となります。

今回は大きな波の転換点の見極め方についてお話していきます。

 

日経平均株価の上昇下降の波は最後尾を見定める

日経平均株価のような大きな指数は大きな波が始まるとしばらく継続して同じ方向に動く傾向が強いです。そしてその見極めをするにあたっては、

株の素人の意見を大事にしよう

という話を声を大にして言いたいと思います。株の素人に聞いてどうするの?素人にそんな事分かるわけないでしょという声もあるでしょうが、これから理由を解説していきます。

 

日経平均株価の上昇と下降は素人に聞いた方がいい理由

素人が反応するときに株価の転換点が来ると話をしましたが、まず、株の専門家であるアナリストについて話をしなければなりません。

世の中には、株価を読むアナリストの多さに驚いてしまいます。そしてそのアナリストのほとんどが実際には株で儲けている人間などほとんどいません。

株の専門家と呼ばれるアナリストは優れたトレーダーではなく、優れた解説者と言ったところです。基本優れたトレーダーは頻繁にメディアに出る事を嫌がります。自分の時間の使い方を知っているからです。命の次に大切な時間を使ってメディアで発言する事より、密室にこもり株価をよむことに使ったことがいい事を知っているからです。

ですが、アナリストはメディアに出たがります。当然と言えば当然ですが、彼らの大切なことは、株価を当てる事よりもより多くの自分の信者に自分の意見を聞いてもらう事です。そして優秀なアナリスト程そのことをよく理解しており、株価をよむ力をつける事より、人に耳を傾けてもらう発言をすることに注力します。

 

日経平均株価と切っても切れない心理学

日経平均株価のような大きな指数と心理学は深いところでつながっています。株の取り引きを行う人間は大衆についていく傾向があるからです。株価が少し上がり始めると、これは株が上がるかもしれないと多くの人が扇動されます。

一方、加熱した相場はいつまでも上がるわけではありません。加熱した相場を一人、二人と嫌がるうちに、ほとんどの人間が相場の下がり始めに危機感を覚え株を投げ売りするため、株価は急加速で下がります。

株価は多くの人間の期待値でできているものです。

 

株の素人は最後尾に動き始める

一方、株の素人は普段は株の事など無頓着です。現在の株価などには基本興味はありません。そんな彼らでも無尽蔵に上がっていく相場を目にすれば、自分もこの好機を逃すまいと思います。

「これだけ株価は上がっているんだから、もっと上がってもおかしくはない。こんなに上がっているんだぞ、見てみろよ」確かに相場の流れが大きく動くときは一度動き出した相場の流れはなかなか転換しないのも事実です。

しかし、この場合は違います。普段株を買わない人たちまで株を買い始めたという事は、この人たちの後に株を買い支える人はもういません。加熱した株を更に上げる資金はもうどこにもない状況です。

買い支える資金が底をついた相場はバケツの底に穴が開いた如く値を崩していきます。一度下がり始めた相場は集団心理に基づき更に投げ売りが始まり値をクづしていきます。

株のど素人が動くのは一番最後です、最後尾の後に続く人はいないという事を忘れてはいけません。

 

アレキサンダー・エルダーは日経平均株価の暴落を予見していた

著書「投資苑」で有名なアレキサンダー・エルダーは1990年代に日本で起こった株の大暴落をにわかに予言していました。その方法こそ株の素人が株に食いつく様を目の当たりにしたからです。

彼の著書「投資苑2」にはその状況が詳しく書かれています。また私が話した今回の話も深く理解する事ができます。

アレクサンダー・エルダーの著書は「投資苑2」が一番おすすめです。「投資苑」は相場を読むための指数のまとめ本の要素が強く、中級者以上の株取引者には必ず通らなければならない情報が網羅されています。


2018年年末に起きた株の素人の思考

2018年の年末にわかに日経平均株価は下落していました。年末も近くなったある日私は古くからの仕事の先輩と酒を交わす機会がありました。

この先輩はゴルフ場の芝を管理する仕事をしており、株等自分から買うことなどはせずにマネーリテラシーについてはあまり高いといえない人です。その先輩は私もだいぶ懇意にしているので、私が株の取り引きで生計を立てている事を知っており、心配していたのでしょうか、「最近株ってさがってるんだよね」と話をしてきました。

正にど素人が株の情報を得ている状況です。ここで本人は投げ売りする株さえ持っていませんから、私はこれは株価の転換期をむかえるのではないかとひそかに思っていました。それでも、日々下がっていた株価に恐れを抱き、積極的に勝負に出る事はできませんでした。

さて、実際の株価は2019年当初より上昇を始めました。そして2020年のコロナウィルスショックまでゆっくりと株価を上昇する結果となりました。

素人の思考はどうやって手に入れるべきか

私は運よく素人の情報を得る事が出来ましたが、必ずしもてに入れる事ができたわけではありません。では何か素人思考の株式情報を手に入れる方法がないか調べました。

  • 全く関係ないエンタメ系情報で株の話をしていた
  • 新聞の経済欄以外に株価情報が乗る
  • 株のど素人に最近の株の話を聞いてみる

こういった情報を積極的に取り入れる事で、現在の株価の過熱具合や冷め切った具合を測る事ができるでしょう。

 

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