一般曹候補生がもらえる給料を入隊する前によく知っておこう

自衛隊に入隊したいと思っているなら、給料はとても気になるところでしょう。

今回の記事を読んでいただければ、一般曹候補生から入隊した時に毎月の給料がどのくらい貰えるかを知る事ができます。

自衛隊に入隊することを考えると、いろいろ不安なことも多いでしょう。

せめてお金の不安ぐらいは取り除いて入隊に備えましょう。

一般曹候補生で入隊したら毎月の給料はいくら？

ずばり最初にお伝えしたいと思います。

一般曹候補生で入隊したときの毎月の給料は

もちろんこれ全てが銀行に振り込まれるわけではありません。

所得税や社会保険料などが天引きされたり、場合によっては色々な手当てがプラスされることも有り、毎月の給料を各人の銀行に振り込まれます。

入隊すると、特に希望の銀行が無ければ、近くの銀行に口座を作りそこに振り込みを行います。入隊して直ぐにまとまって口座を作るので特に心配する必要はありません。

大学卒業者は８号俸うえです。実質２年勤務したくらい給料が上です。一生この優位は続くので給料は高いです。でも定年が２年早いので総支給額は減ります。

一般曹候補生の給料の手取りはいくら？

たしかに、一番重要なのは手取りの額かもしれません。

では早速、一般曹候補生で入隊した時１ケ月目の手取りは・・

天引きされる額は全員一律ではなく、自衛隊以前にも他の所で働いていれば住民税がひかれるなど個人ごと違いがあるので、みんなが等しくこの金額ではありません。

ですが、大体の概ねの金額、大多数の隊員に近い金額を出しました。

続いて、この天引きされている金額について説明しましょう。

一般曹候補生の給料から天引きされるお金はいったい何？

先ほど説明した手取りには天引きされている金額がありますので、詳しく解説していきます。

一般曹候補生で入隊したら給料は１７９２００円です、これより下がる事はありません。

そこから天引きされるお金は・・

合計３２、６１４円が控除（天引き）されていることになります。

結構たくさんの金額が控除されているのでびっくりするかもしれませんが、それぞれがどんなお金なのかを説明しましょう。

所得税は毎月の給料に応じて増減する

所得税は、毎月の給料の金額に応じて増減します。多く貰っている人は、その分多く天引きされます。

そして、この金額は毎月すこしずつ多めにとられているのも特徴です。

それは、１年終わってみないと、正しい所得税の金額が出ないからです。

１２月の給料日に、１年の収入が決まりますので、そこで『年末調整』を行い、多くとっていた所得税を調整する事になります。

短期は複利厚生

自衛官で短期を収めている人は、福利厚生の為にお金を払っているといえます。

国民皆保険である健康保険のお金にもなっているので、安い金額で保険証を作る事ができます。これで病院に行っても３割の負担ですみます。

まー実際は、自衛隊病院で通院可能な病気であれば無料ですみます。

また、怪我や病気で仕事ができなくなって、休職になって給料がゼロになったりしても、給料の半額相当の額が保証されます。

他にも、このお金を使って自衛官の為の様々な福利厚生を成立させています。

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退職金等年金掛け金

退職均等年金掛け金はその名の通り、将来の退職金の為のお金や厚生年金のお金になっています。

給料の額によって天引きされる金額も増えますが、

将来の為に、少し我慢しましょう

団体保険は自衛隊特有の天引き

自衛隊ではとても有利な掛け金の生命保険に入る事ができます。

特に団体生命保険はほぼすべての隊員が加入しています。

入隊すれば制度のことについてあまり知らない若い隊員をほとんど入会させます。反対しなければ全員が入っている生命保険です。

もし、いろいろな原因で死亡すると、家族などに支払われます。１口１００円、１００口まで任意の口数加入する事ができます。

またこのお金は掛け捨てではなく、運用して余ったお金は還付金として毎年半額程度が戻ってきます。

営利目的ではないのでとても有利な保険となっています。

一般曹候補生がもらえる給料の手当

ここでは、一般曹候補生で入隊して、直ぐにもらえるかもしれない手当について解説します。

地域手当は、都市部に駐屯地がある場合など民間の収入とくらべて大きく差が出ないように、手当がつきます。

• 大きな都市の方がたくさんつく傾向がある
• 大都市だからといって必ず手当がつく訳ではない
• 異動保障がある（２年間）

ここで、ひとつ実際の地域手当の支給例をお伝えしましょう。

自衛官にとってどこの駐屯地で勤務するかは生涯年収が大きく変わる事になります。

一般曹候補生の給料は自衛官候補生とどのくらい違うの？

一般曹候補生で入隊する隊員のほとんどが自衛官候補生の試験も受けているはずです。それぞれがどのような特性があるのか調べた人も多いでしょうが、給料面での違いをお伝えします。

一般曹候補生は、自衛官候補生と同じ場所で同じ前期教育を受けます。

一緒に教育を受ける自衛官候補生ですが、その処遇などは実は大きく違います。

一般曹候補生の方が階級や給料面でとても有利になっています。

階級のない自衛官候補生は給料はめっちゃ少ない

自衛官候補生は入隊時、階級がありません。給料ではなく、手当という扱いです。

その自衛官候補生の毎月の給料をお伝えしましょう。

自衛官候補生は、入隊した当初は階級が無く、給料もとても少ないです。

もちろん自衛隊を続けていく事で、手当をたくさんもらうようにはなるのですが、あまりにも入隊当初に退職希望の隊員が多いので、その隊員には多くのお金が行かないようにうまく調整されています。

一般曹候補生の給料は実際のところ足りるの？

一般曹候補生として入隊した自衛官の給料はとても高給といえる金額ではありません。果たして実際のところは生活できるのでしょうか？

自衛隊は駐屯地の中の寮（営内）に住むために家賃や光熱費などがかからないと言いますが、実際のところはどうなのでしょうか？

自衛隊は駐屯地に住むから経費がかからないって本当？

自衛隊に一般曹候補生で入隊すると、しばらくは駐屯地のなか（営内）で生活する事になります。

そのため、多くの経費が必要なくなることがあります。ここでは詳しく解説していきます。

続いて、お金のかかるものを解説しましょう。

仕事で直接使うものは概ね貸与されますが、手袋等は消耗品に近いものなので、各自売店等で購入する隊員が多いです。

官品の手袋もありますが、紛失したりすると面倒なことになるので自費で購入する隊員が多いです。

また、駆け足時に使う運動服装や運動靴は貸与されません。強制的に運動させる割に、それに使う服は自前です。

どうしても避けられない出費の一つです。

それでも、他には嗜好品程度なので、やはり自衛官は生活するうえでの経費が極端に少ない職業と言えます。

毎月１０万円近く貯金する隊員もたまに見かけるほどです。

一般曹候補生で入隊して将来もらえる給料はどのくらい？

定年まで自衛官として勤務するとして大きく収入を決める要素を紹介しましょう。

生涯での年収を大きくするためには、これらの事について意識しながらきんむすることは大切です。

将来の自衛官の年収をまとめてみましたので、参考にしてください。

一般曹候補生の給料についてのまとめ

今までの説明で、一般曹候補生の給料は特別高いわけではないものの、とても恵まれた環境であることがご理解できたと思います。

これから入隊する予定の人に正しく分かっていただければ幸いです。