自衛官の一日｜一般曹候補生と自衛官候補生の一日(前期教育編)

今回は、一般曹候補生と自衛官候補生の前期教育のある一日を解説します。

陸上自衛隊の、一般曹候補生は入隊後２等陸士になります、これから長い自衛隊生活が始まります。入隊前日などは緊張で眠れない事でしょう。

また、自衛官候補生は前期教育中は階級はありませんが、前期教育終了後に２等陸士になります。階級章を付けるときは、やっと、認められたような、なんとも感慨深い気持ちになります２年の任期満了を目標に頑張ってもらいたいです。

また、一般曹候補生と自衛官候補生は一緒に教育を受けるため、どちらから入隊してもあまり変わらないと思われている方がいます。残念ながら全く違う性質のものですので、

一般曹候補生と自衛官候補生の大きな違いからご確認ください

これから、入隊を予定されている方や、自衛隊に興味がある方に自衛官の一日の業務イメージが湧くような説明をしたいと思います。よろしくお願いします。

自衛官の一日｜前期教育編、一般曹候補生と自衛官候補生

自衛隊の一般曹候補生、自衛官候補生の前期教育の一日を表にまとめました

駐屯地内ではこれが普通

自衛官が駐屯地の中で一日を過ごすうえでの基本事項を説明します

自衛隊の駐屯地ではどんな服装なの？

自衛官はそれぞれの教育にあった服装で教育を受けます。

課業後は迷彩服の上衣、ジャージのズボン、運動靴（室内ではスリッパも可能です）

隊員が隊舎の外に出る場合、帽子なしで外に出る事はありません。迷彩帽、識別帽、中帽、鉄帽いづれかをかぶります。

運動服装、私服の場合はこの限りにありません。

５分前行動

自衛隊において時間管理は最重要事項です。集合場所には５分前に到着しておくことが基本です。

時間に誰か一人でも遅れると、連帯責任として全員で腕立て伏せなどのペナルティを受けるのは日常茶飯事です。

１秒遅れると１回腕立て伏せをする場合も有ります。１分遅れれば６０回です

時間管理

仕事を完了させるより、時間に集合する事を優先させなければなりません。

これはだめです、途中でも安全管理に気を付けて中断し、集合時間には間違いなく集合しなければなりません。実は隊員の中にもこれに気づいていない隊員が多くいます。

自衛官の一日のまとめ（前期教育）

自衛隊の教育を受けると隊員間に順番が付きます。テストの生点、被教育者としての意欲、体力検定、生活態度、様々な要素を加味して優劣をつけます。

前期教育の順番はその後の昇任に大きく影響を及ぼすことはありませんが、前期教育で良い成績を摂れない隊員は、結局大事な教育でもいい成績がとれない傾向にあります。

自衛官として一日を過ごす時は、常に誰かに見られていると思って、自分を律する事が重要です。