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陸上自衛隊の仕事ってぶっちゃけ何するの?イメージ湧きます

2020年3月1日

自衛隊の仕事ってぶっちゃけ何するの?イメージ湧きます

こんにちは、今回は自衛隊の仕事内容について、15歳で自衛隊に入隊して24年間勤務させていただきました私が詳しく解説させていただきます。

この記事はこんな方におすすめ

  • 入隊したいが、仕事内容も知っておきたい
  • 自衛隊の仕事検索したけど、正直イメージがわかない
  • 自衛隊の仕事ほんとの所はどうなの?

防衛省のHPを見ても正直どんな仕事しているのかイメージがわかない・・

そんなお困りの方に今回は自衛隊の仕事内容を詳しく説明して、皆さんの頭にイメージが湧くように説明させていただきます。

自衛隊の仕事を簡単に区分します

自衛隊の仕事を説明するにあたって、まずは自衛官の仕事内容を大きく二つに分けたいと思います。

  • 机を持って仕事をする隊員
  • 机を持たずに仕事をする隊員

自衛官の仕事をこの2種類に分けて説明すると、皆さんにもイメージが湧きやすいと思いますので分けました。

 

それでは、それぞれに説明していきます。

机を貸与され、主に机上で仕事をする隊員の仕事内容

机を持ち、机上で仕事をする隊員は階級的に高い隊員が多いです。幹部で机のない隊員はいません。

陸曹でも、班長の役職や本部勤務に就くと机上での仕事が多くなってきます。

机をもっていると、どんな仕事がおおくなるのでしょうか?

 

机上での仕事は主に次の2種類です

  • 文書作成
  • 物品管理

この二つが机上で行う主な仕事です。どうですか、仕事のイメージ湧きますか?

 

まだ湧く訳がないですね、次にそれぞれの仕事を説明していきます。

 文書作成の仕事ってなに?

自衛隊の行動は命令によってすべて行われます。

命令というと口頭で、

「〇〇3曹はこれより、射撃訓練を実施せよ」

「〇〇3曹は車両の修理を実施せよ」

と口で言葉にするイメージですが、実際のところは少し違います。

 

もちろんそうもするんですが、

命令は文書を作成して、配布する事によってその効力がうまれます。

自衛官の行動の根拠は文書で作成した命令が、もう全てです。

なので、若い隊員には命令の文書をよく確認するように指導をします。

 

ですが、文書だと細かいところまでは指示できません。細かい補足が必要になります。その時に、口頭で指示をします。

もっとイメージが湧くように実際のパターンで説明しましょう。

戦車部隊の射撃訓練だ、命令を作成

ある戦車部隊が射撃訓練を行うとします、命令の文書を作成しなければなりません。

どんな文書を作っているか詳しく公開する事はできませんので、簡単に説明します。

命令を作る人は次の事柄に注意して命令を作るでしょう。

  • 射撃する日
  • 参加隊員などの編成
  • 射撃する場所までのルートや移動方法
  • 食事の準備
  • 安全に気を付ける事

部隊の隊員が文書を確認すれば行動できるように、必要なことを命令の文書に入れていきます。

作成した文書は、関係各所に配られます。

それを確認した隊員は射撃の当日までに準備をします。

  • ある隊員は戦車が射撃できるように故障がないか確認するでしょう。
  • ある隊員は人を乗せるトラックの燃料をいれたりします
  • ある隊員は地図を確認して目的地を確認します
  • ある隊員は当日食事を配るために申請を行います、数が足りないと大変です。
  • 危険なところがないか、事前に現地で確認が必要かもしれません

以上の様な事を命令の文書を根拠に各隊員が行動します。

机上で仕事をし命令を作る隊員は、分かりやすく行動しやすい命令を作る事に気を付けています

 

どうですか?少しでも仕事のイメージ湧いていただければ幸いです。

では物品管理の仕事ってどんな仕事?

ある部隊のトラックを管理している隊員がいます。20台トラックの管理をしています。

この隊員の仕事の内容をまとめました。

トラック管理の仕事内容

  • トラックの故障を把握する
  • 修理を依頼する
  • 維持に必要な部品を手に入れる
  • 運用、故障、整備の記録を記録する

トラックが壊れた場合は、故障の部位によって使う隊員が修理するか、整備部隊が修理するか、細かく規定で決まっていますのでそれに従い修理します。

記録されたデータは上級部隊が吸い上げて、ビッグデータとして運用の参考にします。

 

これが物品管理の仕事のおおまかな流れです。イメージいただけましたでしょうか?

 

机をもたず主に複数で仕事をする隊員の仕事内容

机を持たずに仕事をする隊員は以下の仕事を主に実施します。

机を持たない隊員の仕事

  • 訓練
  • 整備

実際にどのような事を行っているか解説しましょう

 訓練ってどんなことやるの?

訓練と言っても皆さんどんなイメージがありますか?

 

横一列で銃を持って、走って、ほふく前進して・・・

 

確かにそれも訓練の一つです。ですが、毎日そんなことはやりません。もう少し専門的な訓練をします。

特科部隊がもつけん引砲のFH70は複数人で射撃を行います。

はい撃って、と言っても訓練していなければ撃てません。

トラックにけん引されてきたFH70は以下の動作後射撃ができます

射撃までの手順

  • トラックと切り離す
  • 地面に設置
  • 砲を目標に向ける
  • 弾を持ってくる
  • 弾を込める
  • 安全確認をする
  • 弾を撃つ

一人一人動作が決まっていて、射撃までの時間を短縮できるように何回も訓練します。

これが、隊員の普段行っている訓練と言えます。

各隊員の動きのメリハリがよくわかっていただけると、思います

 

 整備ってどんなことやるの?

FH70の射撃をした後はどうすると思いますか?

 

このまま倉庫にもっていって、次撃つ時にまた持ってきます。

なんてことは絶対にありません。

射撃後は発射ガスが砲身にびっしり付き真っ黒になります。決められた薬剤を使用し、きれいにします。2時間ぐらいはかかるでしょう。

次の日も整備します。その次の日も整備します。射撃後は一定の期間毎日整備する規則になっています。そのぐらい整備しないときれいにならないし、維持できません。

こういった、整備を銃でも、車でも、通信機器でもなんでも整備は行います。

 

どうでしょうか?整備の仕事少しはイメージ付きましたか?

 

その他の大変な仕事

 部隊長交代

部隊長交代の際はとっても大変です。隊長は着任時に部隊内を見て自分の部隊を確認します。

その為に何日もかけて掃除や整頓します。

正直生産性がいいかどうかは分かりませんが、部隊の精強さを確認してもらうためにも、手を抜くことはありません。

1日かけて部隊の隅々まで確認したのち、部隊長は部隊の方針を決めます。

 イベント前はすごく大変

富士総合火力演習は毎年8月下旬に行われる大規模な演習訓練で、一般の方が何万人も見に来るビッグイベントです。

その準備に至っては何か月も前から行います。

そして自衛官は2週間も前から演習場に入り、毎日訓練を行います。その間家には帰れまテン。

毎日射撃をしては、整備して、壊れては直して、また撃って、また壊れて・・・

 

正直楽しみにしている隊員がいるかどうか・・・

 

それでも、日夜訓練や業務をされている隊員は、一般の方に喜んでもらうために仕事に従事されています。

自衛隊の仕事イメージつきましたか?

自衛官の仕事のイメージ少しくらい湧いていただけましたか?

もしイメージできていれば幸いです。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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