新型コロナウィルスが昨年令和元年12月に中国武漢より広まり始めました。
国内では年明けよりテレビのワイドショーやニュースで取り上げられ、パンデミックを予期して上場された会社の株式関連銘柄は大きく上下始めます。
今回は報道が始まった年初から1月下旬の途中経過を検証して、今後の株価予想に反映させましょう。
新型コロナウィルス流行
巷では、毎日新型コロナウィルス関係のニュースが流れており、中国武漢の公共機関では、マスクの着用が義務付けられています。また行政は武漢市の周りの道路を封鎖し、街ごと閉鎖。新型ウィルスの拡散防止に努めています。また中国は連休となる春節を迎え、この期間はたくさんの中国人が観光で日本本土等海外への進出が予定されます。感染者が国外に出れば他国での感染者もふえるのではないかと危惧されており各国水際での食い止めに努めています。
新型コロナウィルス関連銘柄
新型コロナウィルスの流行に伴い関連銘柄の株価が上下しますので、逃さず利益出したいところです。
それでは上場されている関連株式会社を紹介します。
また画像は1月28日現在の画像です。
医薬品
OA機器難燃材
ヘルスサポート
医薬品開発製造
マナックは医薬品の開発支援を行っている会社です。株価上昇は比較的遅く、国内での感染者発見(12日)より急激に高騰しました。現在年初の2.8倍程度の株価です。
・中京医薬 4558
家庭用常備薬
中京医薬品は家庭用備蓄の医薬品販売、また個人が首に掛けて使用する除菌具「エアーマスク」を販売しています。株価は1月22日より陽線で高騰その後ストップ高を続ける。28日現在ストップ高は止まり、陰線をつける。国内二人目の感染者発見(20日)以降に高騰を始め、遅めの反応となりました。一時年初の3倍近い株価を付ける。
業務用、一般用衛生管理製品(クレベリン)
医薬品
大幸薬品は家庭用、業務用の衛星管理製品の販売を行っています。1月10日に陽線で高騰し上下を繰り返しながら株価は1.5倍程度に高騰。好決算中の上昇トレンド中であったため鎮静後の株価低下リスクも低い。
個人用防菌具
・アゼアス株式会社 3161
対病原体衛生管理製品
防塵用の作業服、衣類販売
畳資材・アパレル資材
アゼアス株式会社は防護服やマスク等の感染症防護資材を販売している。1月8日に陽線。報道初期より株価は反応始める。株価は最大2.6倍程に高騰した。
医療機関、消費者向け医療品全般
工業向け作業衣類全般・重松製作所 7980
防塵、防毒のマスク、メガネ、防護服、手袋等の保護具
川本産業は医療用、一般用に感染予防のマスクや消毒剤を販売している。報道当初は緩やかに株価上昇始めるも徐々に速度があがり、ストップ高含め株価は急上昇、約5倍の株価を示しました。抜粋した関連銘柄の中では一番の高騰です。
事業所用防菌
医療機関向け治療室、エアーシャワー
医療用、研究所用の感染症対策機器全般
日本エアーテックは医療、業務用の衛生管理機器を販売しています。株価は1月9日より高騰始め一時1.7倍程度高騰した。乱高下が目立つ日足。
事業所用環境衛生機器(工場エアーシャワー等)
抗菌剤等の医療感染対策製品
興研は医療現場等の業務用に抗菌剤やマスクの販売、業務用の衛生管理機器の販売を行っています。報道当初より株価は上昇を始め、上下を繰り返しながら一時二倍近くの株価を付けました。
小売り
生活雑貨、医薬品小売
約1700店舗
マツモトキヨシはサージカルマスクや医薬品、生活用品全般を販売しています。報道後大きく株価が上昇する事はありません。業績は増収予想で株価も上昇トレンドの最中の関連銘柄となりました。
生活雑貨、医薬品小売
約1300店舗
ココカラファイン医薬品や衛生用品、生活用品を販売しています。マツモトキヨシと同じくウィルス流行のニュースが流れた後も特に目立った上昇はありません。ただ日足最後の2日分は日経平均に合わせて値段を下げました。今後、日経平均が回復するようであれば、陽線で株価上昇も期待できます。
また、マツモトキヨシとの経営統合が噂せれており、経営統合のニュースが流れれば株価上昇の要因となります。
関連銘柄株価まとめ
1月6日大発会以降、報道の過熱化に併せて除菌剤やマスクを製造販売している会社の株価が上昇を始めました。当初の株価上昇は緩やかな印象を持つが、実際の報道も感染者の広がり方や症状の重症化を楽観視する報道が多くありました。
その後、日を追う毎に感染者の増加、死者の増加にあわせて株価もストップ高が目立ってきました。
半面、日経平均株価やダウ工業平均株価は経済の停滞をおそれ、大きく下げる日もありました。
今後のウィルス、株価動向
ウィルスはまだ広がりを見せており、これからも拡大を続けるでしょう。収束まで2・3ケ月要すると予想する専門家もおります。高騰した株価は上がりっぱなしにはならず、やがて下落します。収束を予見すると市場は出来高の減少とともに株価が下がる傾向にあります。
取引量の多くなった銘柄は寄り付き数分で大きく株価は上下しました。
取引は次の日に持ち越さず、デイトレードで取引したいところです。
1月28日川本産業の取引中、板の特別気配があると寄り付き後、その勢いを失い反転する場合が多くありました。
FX運用のご参考に