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読むだけで自衛隊の訓練を現職自衛官以上に理解できる記事

2020年3月23日

皆さんは自衛隊の訓練についてどの程度ご存じですか?今回は自衛隊の訓練を自衛官以上に深く理解していこうという話です。

正直言って、自衛隊の訓練は様々なものがあって、一口に訓練といっても本来は幅広く定義されています。今回は、現職の自衛官が見てもためになるような自営愛の訓練の話を書いていきたいと思います。

 

読むだけで自衛隊の訓練を現職自衛官以上に理解できる記事

まず自衛隊の訓練を知る前に、自衛隊はどんな仕事をしているのかを確認しましょう。

自衛隊の仕事は大きく

  • 実務
  • 教育訓練

この二つに分ける事ができます。また教育訓練は「教育」と「訓練」の二つに分ける事が出来ます。今回はこの中の訓練についてお話ししたいと思います。

 

自衛隊の訓練とはいったいどういうもの?

自衛隊の教育訓練の定義とは何でしょうか?今回は陸上自衛隊訓令第10号を読み返し、解説の糧としました。

訓令には教育訓練の目的があります

隊員部隊等をして自衛隊の使命に基づき、その任務を完全に遂行できるようにするもの

教育訓練は任務を遂行できるように行うものという事が分かります。

 

自衛隊の訓練は実に様々です。任務を遂行するために必要な能力を身に着けるためですから、当然と言えば当然です。自衛官は職種によっては、仕事のほとんどが訓練である隊員もいます。また訓練をあまり行わない部隊も有ります。

部隊の任務によって、訓練の内容や重要度また頻度も違うものです。

一口に自衛隊の訓練と言っても実に様々なものがあります。ここで自衛隊の訓練をいくつかあげていきましょう。

訓練の種類

  • 射撃訓練
  • 持続走訓練
  • 操縦訓練
  • 戦闘訓練
  • 格闘訓練
  • 特殊な能力を維持するための訓練
  • 指揮所訓練
  • 状況下での部隊訓練

以上にあげた訓練をひとつづつ解説していきましょう。

自衛隊の訓練のうち戦技向上の訓練

まず戦闘技術向上のための訓練を紹介したいと思います。自衛官にとって戦闘技術は必須です。火器の扱い方や車の操縦など能力を向上させなければ

自衛隊の訓練は射撃訓練が多いのか?

射撃訓練は自衛隊にとって大切な訓練の一つです。小銃の射撃から個人用の火器も種類がたくさんあります。84mmの無反動砲やてき弾も訓練を積まなければ、いざという時に使用する事はできません。

直接侵略や間接侵略に抗うすべとして最低限必要な射撃訓練について解説します。

小銃の射撃訓練

自衛官は一人1丁小銃を与えられます。現在はほとんどが89式小銃ですが、まだ一部64式の小銃を使っている部隊も有ります。隊員は毎年射撃検定を受けなければなりませんので、小銃の射撃を行う回数が少ない部隊はこの検定合格のために訓練をします。

なにも、実弾を撃つだけが訓練ではありません。実弾や空砲を撃たずとも実施する訓練は有ります。小銃の射撃検定はきめられた時間内に小銃を撃ち、点数と中心付近に当たっている玉の数で判定します。

姿勢をとるのに時間がかかるので、射撃の姿勢をとる練習も必要でしょう、射撃の姿勢を取る事も大事な訓練の一つです。何度も繰り返し射撃の姿勢を取る練習をして、個人の小銃射撃能力も向上します。

 

84mm無反動砲の射撃訓練

引用:wikipedia

84mm無反動砲の射撃は特別な安全管理が必要です。無反動砲は発射エネルギーは後方に作用しますのです射撃した時に反動がありません。

84mm無反動の射撃には前方だけではなく後方にも十分に安全区域を必要とします。安全管理基準において細かく範囲が指定されており、危険区域に人が立ち入らないように表示をします。

 

戦車の射撃訓練

引用:Motorfan

 

自衛隊が行う射撃訓練の中では、小銃と戦車はやはり同じ場所で射撃訓練をすることは無いでしょう。夏の自衛隊の風物詩である富士総合火力演習で戦車を射撃している東富士演習場の畑岡地区は戦車の射撃訓練場所として最適なようです。

東富士演習場ではほぼ毎朝7時になると戦車や特科砲の射撃音がします。私のオフィスからは直線距離で10kmほどありますが、田舎のせいかよく音が聞こえます。

 

 

 

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