この記事はこんな方におすすめ
- 自衛隊に入りたいけど、途中でめる人が多いのも不安だな
- 自衛隊の離職率も気になるな、どうすれば入隊後続ける事ができるのだろう?
こんな、疑問や悩みをお持ちの方は私の記事をみれば完全に悩みを解決することができます。
私は自衛官を離職する隊員の心や悩みの研究を続けていくうちに、新しい発見をしましたので、その情報を分析してこの記事を完成する事が出来ました。
この記事の順序を紹介
- 自衛隊の離職率の説明
- 自衛隊の離職の理由を説明
- 自衛隊を続ける能力の説明
それでは、ひとつづつ紹介していきます。
自衛官の離職率から自衛隊を続けていく方法が分かります
ここではまず、自衛官の離職率を説明します。ですが、自衛官の離職を説明するうえで自衛官候補生とその他の隊員は区別して説明していかなければなりませんので、始めにことわっておきます。
自衛官の離職率を紹介
自衛官の離職率
- 自衛官候補生で入隊 約90%
- 一般曹候補生などで入隊 約23%
ここで言う離職率は定年まで働かなかった人の事です。
自衛官の離職率を表にまとめました
教育中に離職 | 部隊配置後に離職 | 定年まで勤務 | |
自衛官候補生 | 10% | 80% | 10% |
自衛官候補生以外から入隊 | 10% | 13% | 77% |
※この表や離職率は防衛省の発表ではありません、私独自の調査結果になります
自衛官候補生とそれ以外から入隊した隊員は基本的の離職の概念が違いますので、別に考えなければいけません。
では、自衛官候補生とそれ以外から入隊した隊員の離職率について深堀していきます。
自衛官候補生の離職率
自衛官候補生はまず入隊後前期と後期教育で6か月間教育を受けます。みなさんこの時期をとても憂慮されています。
確かに、自衛官生活をする上でつらい期間にあたると思います。全くの素人が自衛官として勤務するために必要な能力の基本を学びます。
生活は今までとは全く違うものとなるでしょう、まさに分計画の生活です。個人の物品は整理整頓が義務づけられて、ロッカーの中身は不必要なものは持たされず、必要最小限のものを整理整頓しておきます。
入隊前の生活からのあまりのギャップに耐え切れずこの前期・後期教育で退職する人間が10%近くいます。
この6か月間の教育の後には、部隊配属となってここから実務を始めていきます。部隊配属後は生活面でゆとりが出てきます。課業終了後には自分の趣味を楽しむ事もできるでしょう。部隊配属すると退職率は少なくなります。
自衛官候補生は任期満了で離職率を挙げている
そもそも、自衛官候補生の離職率を他の隊員と比べること自体おかしい事なのですが、ご存じない方もいるのでお話しします。
自衛官候補生は2年の任期制で勤務をしています。(海空は1任期目3年)2年の任期終了後は2任期目を継続することも有りますが、現在3期目の継続はほとんどない状況です。2任期目中に曹への選抜試験に合格しなければ、退職になるというのが現状です。
2任期目中には曹への選抜試験を2回受験する事ができますが、実質この試験の合格率は10%程度です。そもそも曹にするために入隊させた隊員ではないので、曹が足りないと判断した時に合格数が増えます。そのほか、曹が足りている時でも素晴らしい人材を発見すれば曹に合格させることも有るでしょう。
自衛官候補生は定年まで働くことを期待してはいけません
自衛官候補生は1任期目、2任期目でほとんどの隊員が退職していきます。
自衛官候補生で定年まで勤務する人は実質10%です。そしてこの隊員は自分で目標をもって努力を続ける事の出来る数少ないタイプの人間です。
自衛官候補生以外から入隊した隊員の離職率
自衛官候補生以外から入隊する隊員も入隊後はまず自衛官としての基本を学ぶ教育を受けます。教育内容は、それぞれの採用試験で違いますが、基本は自衛官としての基本的な事を身に付けます。この教育中には10%程度の隊員が離職していきます。理由は自衛官候補生の隊員と変わりません。
教育終了後はこちらも部隊配属して勤務を始めます。
普通に勤務していれば、定年まで勤務する事ができるのですが、様々な理由から13%程度の隊員が離職していき、定年まで勤務する隊員は77%程度です。
自衛官が離職する理由
人が転職するに当たっては
- ポジティブな転職
- ネガティブな転職
の2種類に分ける事が出来ます。
ポジティブな転職はやりたい職業が他に有り、どうしてもそちらの職業を選択したくなった転職です。また逆は今の職業を続ける事ができなくなり、やむなく他の職業を探して転職するネガティブな転職になります。
今回は自衛隊を離職するにあたって、ネガティブな転職に至った理由を探っていきましょう。
教育中の離職理由
教育中の離職理由を紹介します
- 団体生活がつらいい
- 生活習慣が馴染めない
- 体力的につらい
これらの理由は入隊した隊員のほとんどが経験するものです。そしてそれがそのまま離職の理由にもなります。
部隊配属後の離職理由
部隊配置後にはどのような理由が退職理由になるでしょうか
- 仕事が追い付かなくなり鬱になる
- 人間関係が上手く対処できずに鬱になる
- いじめられて嫌になり離職
部隊配置後には全員が持つ悩みを、上手く解消できずに鬱気味になり退職する隊員が多いです。
離職率を調べて分かった自衛官を続ける方法
調査を続ける中で離職する理由や離職率には、個人の能力は全くと言っていいほど関係ないことが分かりました。とても難しい採用試験で合格する隊員も、比較的かんたんな採用試験で入隊してくる隊員も、辞める時の理由はほぼ同じで、またその確率も変わりません。
自衛官として続けて勤務する能力は個人の知的・体力的な能力とは全く違う、別の能力なんだと確信しました。
その能力とは簡単に言えば「やり抜く力」です。このやり抜く力は誰にでも手に入れる事ができます。そしてこれにはちょっとコツが必要なんです。やり抜く力をつけるには、絶対にやらない事を見つける事も必要なんです。その見つけ方が理解できます。
「GRITやり抜く力」には、自衛隊を勤務し続ける能力以外にも、あなたの夢を実現させる能力を伸ばす方法を知る事ができます。
自衛官の離職率を調べて、分かった自衛官を続ける方法
「やり抜く力」こそ自衛官を続ける力です。そしてこの少し曖昧だった力をあなたは簡単に伸ばすことができます。
ぜひ先に紹介した本を読み、あなたが自衛官として立派に勤務を続けられることを祈って話の終わりとさせていただきます。