こんなお悩みをお持ちの方は、認知症の人が回復していった方法をお伝えします。またこれは私が実践した方法ですので、全ての方に全部当てはまる事が無いことを説明するとともに、既存の医療行為を否定するものではないという事をお伝えして、説明していきます。
認知症の接し方を変えるだけでみるみる回復していった話
認知症の患者への接し方を変えるだけで、みるみる回復していった方法とは、
愛情をもって何度も承認欲求を満たし続ける事
これだけです。認知症の人は症状が進むと基本的に話がかみ合いません。そして症状によっては、感情的になったり、迷惑な行動を続けたり、そして注意してもなんども繰り返すことになります。
それゆえ家族からも疎まれて、居場所がなくなる状況にもなっていきます。こういう状況になると症状は更に進んでいきます。
承認欲求を続けると認知症の症状が改善される理由
認知症の原因は脳の壊死や萎縮が原因とされています。その原因はさまざまで、長い期間をかけて徐々に進行が進むものもあれば、精神的なショックで一気に症状が進行してしまう事もあります。
脳は生きている間であれば、自分で治癒していく能力も備わっています。そして本当に治癒していくかどうかは周りの人間に関わっているといって間違いありません。
人間は育ち方によって承認欲求を正しく受け入れる人と、受け入れる事さえできない人もいます。同じ承認を与えても、受け取る方の考え方によって、承認欲求が満たされるかどうかは全く異なってしまいます。
これは、認知症の改善にも大きく影響しているようです。ですから他の人で改善されたからと言って、同じ方法、同じ期間やっても改善の効果は千差万別ともいえます。
それでも、認知症患者の症状緩和には承認欲求を満たしていく事こそが最もいい改善方法だといいきってよいです。
薬物の投与などは本人が自ら出す脳の分泌物の比にならない事を説明しておきます。
私が行った認知症の人への接し方
私が行った認知症の方への接し方は
- 笑顔
- 「ありがとう」、「そうですね」
これだけです。認知症の症状によって対応する事は変わりますが、コミュニケーションがほとんど取れなくなった患者への対応はこれしかありません。
認知症の患者に一番有効な笑顔
認知症の患者に笑顔を見せ続けると、本人の脳からセロトニンが分泌され始めます。こういった分泌物が増えると、本人は安ど感が増えていって脳の萎縮が改善される事さえあります。
脳の萎縮が元に戻るというよりも、萎縮して小さくなった脳でも必要な機能が戻ってくるという表現の方があっている気がします。
「ありがとう」「そうですね」で承認欲求を満たす
私は笑顔で「ありがとう」「そうですね」を繰り返し言い続けました。話につながりなどありません。相手が何を話していても、「ありがとう」「そうですね」を繰り返しました。
絶対にこの言葉でないといけないという事はありません。相手の承認欲求を満たす最善の言葉であればなんでもいいと思います。
ですがあまりたくさんの言葉を使わずに少ない言葉の種類を何回も使い続ける事の方がより効果が大きいと感じるようにもなりました。
普通承認欲求はいろいろな種類があるものですが、今回は行動を肯定する事と相手の存在を承認する事に注意して何度も行っていく事が大切です。
絶対に行ってはいけない事
認知症患者に絶対行ってはいけない事それは
- 行動を否定する事
- 叱りつける事
この2つは絶対にやってはいけません。どれだけ駄目なことをやっていてもです。認知症の患者にこれを行えば脳の萎縮が加速してますます認知症の症状は重くなっていきます。
患者の行動が正しい事か間違った事かは全く関係ありません。
介護施設ではどのような認知症の接し方がされているでしょうか?
介護施設では、認知症患者にどのような対処がなされているのでしょうか?
残念ながら、多くの介護施設では認知症患者の症状回復を目的にしている所はありません。施設によっては症状の重い認知症患者は迷惑な存在になりえますので、厳しく怒って改善を促します。
もちろん改善されることはありません、そして認知症は進んでいきます。認知症患者の改善を目的にするならば専門の機関に入所させなければいけませんし、デイサービスやショートステイなどの施設に預ければ一段と症状が進んで帰ってくるという覚悟を持たなければいけません。
それでも介護付きの老人ホームなどの使用と併用する事であなたの負担を軽くすることで認知症の改善を加速する事もできます。身体的なケアは専門家に任せて、あなたにとって大切な人の心のケアのみをあなたが行う事によって、認知症の改善に万全を尽くすことができます。
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認知症の接し方を変えるだけでみるみる回復していく方法のまとめ
あなたにとって大切な方が認知症を患ったらあなたがやるべきことは承認欲求を満たし続ける事です。
- 笑顔を見せ続ける
- 「ありがとう」「そうですね」の言葉を言い続ける
これを、何万回も行いつでける事が大切です。そしてやってはいけない行為は
やってはいけない行動
患者の行動を否定すること
叱りつける事
こういっては何ですが、たとえ犯罪を犯しても叱りつけてはいけない、という事です。本人に判断能力がないという事はそういう事です。何があっても否定する接し方はダメです。
これらをしっかり守っていけば、認知症の改善に進むことは間違いありません、そう思って日々接し方を守る事が一番大切な事ですので、言っておきます。